マイクロ法人 実際どれぐらいお得なの?- 昨年の私の売上で見てみる-

マイクロ法人ってお得になって聞くけど、面倒だし、、
結局大してお得ではないって話も聞くけど、、、実際どうなの??

個人事業主で売上げが出るようになると気になる話題かと思います。

ですが、、

法人を作るという結構面倒な作業があるので足踏みする人も多いと思います。

目次

実際どうなの??

たまたま最近課税証明書を取得しないといけない事があったので取得した時に見て思いました。

これだけ見たら、めっちゃ社会保険料低い!!

個人としての社会保険料

余計なところは消させてもらいましたが、、こちらが昨年度の私の課税所得に対する社会保険料です!!

凄くないですか?

7,530,000円も課税所得があるのにも関わらず、社会保険料126,064円です!!

これだけ見たら、びっくりするほどの安さです!!

ここでもしこれだけの情報で、、、

マイクロ法人作ったら、こんなにも安くなった!!

は、、少し嘘です。。

なぜなら、、法人の方でもある程度支払うものがあります!

まずはマイクロ法人がない場合の時を見てみましょう!

マイクロ法人がなかったら、いくら払うことなっていたの?

国民年金保険料199,320
国民健康保険保険料518,100
後期高齢者支援金分175,200
介護保険170,000
社会保険料合計1,062,620

7,530,000円の課税所得に対する、私の居住地での計算にはなりますが、上記となります。

もちろん国民年金ありますね!そして、私は40歳超えているので介護保険も含まれます。。。

100万超えるんです!!

本当に社会保険料高すぎです・・・

法人側はどうなっているの?

毎月社会保険料として、23,136円支払っています。

23,136円 * 12ヶ月 = 277,632円

この金額が私が実際に支払っている社会保険料となります。

個人として国民年金、健康保険料を支払うのではなく。。
給与から天引きする形で上記の約半額の11,480円を支払っています。
(会社が半分負担する仕組みなので)

毎月、マイクロ法人から私個人への給与として支払う金額から、
社会保険料を給与天引きして差額を個人の給与として受け取っています。

もう少し詳しくお伝えすると、、

私のマイクロ法人から個人への給与は15,000円と設定してあります。

ここから社会保険料の約半分(個人負担)11,480円が引かれて3,520円が天引き後の給与として振り込む感じです。

実際に私が支払った社会保険料: 277,632円 / 年

法人維持でかかるもの

法人を持つのを面倒なこともあります。

税務が絶対無理になるので、税理士さんとの顧問契約が必須となります。

税理士事務所により、マイクロ法人への報酬額が違うので安いところを探せば15,000円ぐらいでやってくれるところもありそうですが、私は3万支払っています。

・毎月の顧問契約料:3万 * 12ヶ月 = 36万
・最低額の法人税:7万(売上0でも必ず発生します)
・バーチャルオフィス代:16,500円 / 年 (借りる場合。もちろん自宅でもOK)
・会計ソフト利用料:35,760円 / 年 (プランや使用ソフトによる)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
合計:482,260円

合計で約48万がかかっています!

法人を維持する為に毎月(年)必要なこと

法人としての業務

当たり前ですが、法人としての収入を得る必要があります。

基本は個人事業としているものとは別分野の内容であれば何でも大丈夫なようです。

私は毎月3万ぐらいの報酬を得ています

社会保険料の振込

これは毎月法人登録している住所へ社会保険料支払いの用紙が届くので、それを元に毎月振込みする必要があります。

個人の時は年一回通知が来て、、という感じでやろうと思えば一括払いなどもできますが、そういうことはできません。

更にバーチャルオフィスで登録している場合にはそこに郵便として届くので、毎月転送(郵便)サービスを利用して自宅に転送してもらうか、受取に行く必要があります。

結構面倒です。。。

支払い方法は銀行振込ではなく、、payeasyか銀行等の窓口で手続きです。。

私はpayeasy使ってます!
法人用の銀行口座を作る時にはpayeasyに対応している銀行にしておくと便利です!

個人への給与支払い

不思議ですが、法人口座から個人口座へ自分への給与を振込必要があります。

私は社会保険料を差し引いた3,520円を給与として振込します。

年に一回の決算報告

こちらは正直ノータッチなので、良くわかっていませんが、個人の人が確定申告するように、

法人にも決算報告というものがあります。

法人は自分で決算月を決めることができます。それに間に合うように税理士さんに言われたものを準備するぐらいです。

結論いくらお得なのか?

今まで詳細を見てきました。

いかがでしょうか?

結構面倒だな。。という感想もあると思います。

社会保険料: 277,632円
法人でかかるもの:482,260円
ーーーーーーーーーーーーーーーーー
合計:759,892円

まとめると上記の通り約76万がかかる費用です。

では、マイクロ法人がなかったら。。。私はいくら支払うことになっていたでしょうか?

1,062,620円

が必要でした。

ということは、

1,062,620 – 759,892 = 302,728円

約30万ほど節約できたことになります。

なんか、こうやって詳細を見ると、意外とお得じゃない!!

と思う人もいると思います。

ぱっと見でお得〜!!
と飛びつくことは危険です!!

やるべきことが増えるなどデメリットもあることを十分知った上でマイクロ法人は作成しないと後々こんなはずじゃなかったと思うこともあると思います。

なぜなら、

結構やるべきことある=面倒

と思う人もいると思います。

ですが、私は年に約30万も社会保険料が節約できるのであれば、やるべき!と判断しました。

10年続けたとしたら、、
約30万 * 10年 = 約300万

約300万もお得になる計算です!!

もし一年しかフリーランスしない予定ならやるべきではないと思います。

更に法人設立時には少し費用がかかるので注意が必要です!!

こちらに詳細記載しています。もし興味があれば是非読んで見て下さい。

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まとめ

なんだ、意外と得じゃないし、面倒だし、、やる意味なさそう・・

と思った人もいれば、

約30万も節約できるなら、是非やりたい!!

と思う人もいるでしょう。

それは、個人の考え方次第なので、ご自分にあった方法を選んでみてください。

私は少しでも手取りを増やすことを目指していたので30万でも多くなることは非常に魅力でした!

余談

マイクロ法人で社会保険料を支払うようになると、個人でいくら稼ごうか、、全く関係なくなります。
(もちろん、所得税、住民税は増えますよ! 社会保険料的には、、です!)

個人での最高金額は以下のようになりそうです。。

国民年金保険料199,320
国民健康保険保険料650,000
後期高齢者支援金分240,000
介護保険170,000
社会保険料合計1,259,320

約126万!!

かなり厳しい金額ですよね。。

これを回避するにはマイクロ法人も一つの選択肢だと思います。

あまりに売上が良い方は所得税率が高くなるので、法人化もありだと思います。
(この辺りは実際自分がそういう状況にはなっていないで知らべていません。)

以上です!!

参考になれば嬉しいです!

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