きっかけ
いつから?
子宮筋腫自体は実は二人目出産時には子宮内に小さいのがあるから将来要注意だよ〜
と言われておりました。
因子は?
更に、母親が同じ子宮筋腫で全摘しているので私もいずれは手術もあるんだろうか。。とはぼんやり思ってました。
自覚症状
自分でも寝た状態で下腹部を触ると膀胱ではないような固いものに触れることができていたので、、自覚症状ありました。
ただ、多くの子宮筋腫の皆さんが苦しむ生理の出血過多とか、腹痛とか、、貧血とか、、
そういう何か不都合があるような症状が全くありませんでした!
それはとてもレアらしいです。。。
なので、今までほっておけたというか、、、(笑)
健康診断
4年ほど前に久しぶりに受けた、健康診断でひっかかり、、という感じで近所の婦人科を受診しました。
(実は会社員じゃないんで、、健康診断毎年受けていませんでした。。)
最初の婦人科受診
検査
まず内診等し、もう下からのエコーじゃ映らないと言われ。。。
MRIを撮りに行きました。
診断
MRIを撮った結果、複数のまあまあ大きめな筋腫があるとのこと。
もし手術をするのなら、腹腔鏡はもう無理なレベルで、子宮温存もあまりオススメできるレベルではないと。年齢と今の家族構成的にもう出産は望んでいないようであれば全摘をオススメします。
全摘オススメな理由:
もし筋腫だけ摘出しても、元の子宮が残る限りは今後もまた同じような状況に戻ってしまう可能性がある。もし子宮温存したとしても、傷だらけな子宮が残るだけよ!
とのことでした。
ただし、手術をするなら開腹手術以外の手段は現在なく、そうなると全身麻酔で約2週間の入院は必須。
全身麻酔の手術はいくら安全な手術だとは言っても全くリスクがあるわけではない。100%は確約できない。なので、もし現時点で腹痛が辛いとか出血過多で貧血が酷いとかでなければ様子を見るのはあり。
と言われ、ただ子宮筋腫が大きいだけで特に何も健康的には問題ないのに、わざわざリスクを負う必要もないかなとその時は思い、経過観察に。
その後コロナがすぐ流行し始めて、、通院しづらい状況になり、、、約2年。放置しました。。
再診
再診のきっかけ
たまたま、いろいろな都合で今年春に引っ越しがあり都内に戻りました。
その際に、さすがに下腹部の張りが凄く気になるようになってきたし、、東京の病院へ行ってみよう!
と思って受診したのがきっかけです。
検査結果
初回受診後MRI撮りの結果を持って診断に。
実は初回受診に結構大きな筋腫でも都内には腹腔鏡で摘出できる病院があるから検査結果次第では腹腔鏡でも大丈夫かもよ!と言われて、めっちゃ期待していたんですが、、、
ダメでした。。(泣)
私の筋腫は一個一個は10センチ以下ぐらいなんですが、、6,7センチぐらいのが複数あって、おへその下まで全体的にきている。
通常は子宮からお腹の方へ筋腫ができることが多いらしいのですが、多数のうち一つが膀胱の方。つまり背中の方に向かってある。
この膀胱の方にある筋腫があるから、腹腔鏡は無理だという結果となりました。
MRIを見る限り、子宮内部にも筋腫ができていて、ここに出来ると腹痛が発生することが多いらしく、このまま成長し続けると間違いなく腹痛が増えるだろう。
ということで、ここで手術を決めるのが良いタイミングなのでは?
ということになり決意しました。
手術まで
処方薬
少しでも手術までに筋腫を小さくした方が良いので、レルミナを飲むことに。
朝服用後から激しい頭痛が、、、とか倦怠感、ホットフラッシュ、で起きれないとか、、
手術日程
手術内容
実際の入院のこととか、術後のことなどはこちらで詳しく書いておりますので、
気になる方はご一読下さい。
入院当日の様子
手術当日の様子
手術前準備
泌尿器
膀胱に近い位置に一つ筋腫があるということで、追加対応が必須だったことが泌尿器外科の受診です。
知らなかったのですが、子宮と膀胱は近い位置にあり、尿道は触ってもわからない程度のもので傷つけやすいので、傷つけないように予防として尿道にカテーテルを入れてから手術をする。
とのことでしたので、一度手術前に泌尿器科の受診が必須だったのでしました。
麻酔科
こちらも当日の全身麻酔に必須なので受診必須とのことで受診しました。
硬膜外麻酔の選択や全身麻酔の説明を受け当日担当医師が適切なものを選んで使用するとのこと!
自己血採血
手術内容が膀胱に近い箇所にあることもあり出血の可能性があるので、自己血を400ml採血することに。
1時間かけて400ml取りました。
人生初の量です!
手術内容
術後4日目に主治医の先生が説明してくれました。
・泌尿器科の人が尿道にカテーテル挿入
・本命の婦人外科手術
・子宮摘出
・両側の卵管切除
・卵巣の処置
・その他、麻酔科、泌尿器科処理:2時間超
合計:6時間ぐらい
・子宮筋腫摘出:当初の目的通りに膀胱近くの筋腫も含め全摘(全部で700g!!)
・子宮摘出:当初の目的通りに全摘
・両側の卵管切除:不要なため切除
・卵巣:卵巣表面の軽めの内膜症っぽい状態だった箇所を焼いて処置
という説明を受けました。
無事に全ての目的を達することができたんだなぁと安心しました!
その卵管があってもなくても全く問題はないようで、もはや意味を持たないものらしいです。
更に担当医が言うには最新の研究データによると、その卵管の一部組織が卵巣ガンになる可能性があるらしく、意味がないのに、ガンになるリスクの管を残すメリットがない。
との判断で切除することになりました。
こちらは担当医の見解です。(私はとても信頼している医師なのでお任せです!)
腹部の痛みはまだあるし、退院後の生活が元に戻るのはいつなのか?
気になるような状況ですが、一旦は無事に終わっているようなので、後はこのまま予後が良いことを期待します!